近代化への問い(18 世紀のアジアと世界・産業革命) ── 問題
基礎
- 江戸時代の「四つの口」について、長崎の相手はどこですか。 (ア アイヌ(蝦夷地) イ 琉球王国 ウ オランダと中国(清) エ 朝鮮(朝鮮通信使が来日))
- 大西洋三角貿易で、アメリカ大陸からヨーロッパへ運ばれた主なものはどれですか。 (ア 奴隷(16〜19 世紀に 1,000 万人以上) イ 茶・絹・陶磁器 ウ 砂糖・タバコ・綿花・コーヒー エ 武器・綿布・雑貨)
- 産業革命の発明・技術について、産業革命が最初に起こった産業分野はどれですか。 (ア 綿工業(紡績・織布) イ 鉄道 ウ 製鉄業 エ 造船業)
- 18 世紀の清の最盛期を築いた 3 人の皇帝はどれですか。 (ア 太宗・高宗・玄宗 イ 光緒帝・宣統帝・西太后 ウ 洪武帝・永楽帝・万暦帝 エ 康熙帝・雍正帝・乾隆帝)
- 江戸時代に識字率が高かった理由として正しいものはどれですか。 (ア 全国に大学があったから イ 幕府が義務教育を定めたから ウ 寺子屋が全国に広まり、町人や農民の子どもが読み書き・そろばんを学んだから エ 外国人教師が多かったから)
標準
- 18 世紀の世界と産業革命の背景について、18 世紀にヨーロッパで砂糖入り紅茶が広まったことが示す構図はどれですか。 (ア ヨーロッパで茶と砂糖が栽培されるようになった イ アジアの茶とカリブ海のプランテーションの砂糖という、世界をまたぐ商品がヨーロッパの日常生活に入った(生活革命) ウ 紅茶は貴族だけの飲み物だった エ 砂糖はアジアから輸入された)
- 産業革命がもたらした社会の変化について、1833 年のイギリス工場法の内容として正しいものはどれですか。 (ア 女性の労働禁止 イ 労働組合の全面禁止 ウ 児童労働の制限(9 歳未満の労働禁止・年少者の労働時間制限) エ 週休 2 日の義務化)
- 近代化の指標として「時間規律」が挙げられる理由はどれですか。 (ア 宗教で時間が決められたから イ 農村では時間が存在しなかったから ウ 時計が発明されたのが産業革命だから エ 工場労働や鉄道の運行で、時計にもとづいて時刻どおりに行動することが求められるようになったから)
- 奴隷貿易がアフリカに与えた長期的な影響として正しいものはどれですか。 (ア 働き盛りの人口を大量に失い、社会が混乱して発展が遅れた イ アフリカが工業化した ウ 人口が増えて発展した エ 影響はなかった)
発展
- 次の出来事を古い順に並べたものはどれですか。 名誉革命/七年戦争終結/マカートニーの清訪問/穀物法廃止 (ア 名誉革命(1689)→ 七年戦争終結(1763)→ マカートニーの清訪問(1793)→ 穀物法廃止(1846) イ 穀物法廃止 → 名誉革命 → 七年戦争終結 → マカートニーの清訪問 ウ 名誉革命 → マカートニーの清訪問 → 七年戦争終結 → 穀物法廃止 エ 七年戦争終結 → 名誉革命 → マカートニーの清訪問 → 穀物法廃止)
- 「産業革命で人々の生活はすぐに豊かになった」という説明の問題点はどれですか。 (ア 産業革命で生活は永久に悪化したから イ 産業革命は農村だけの出来事だったから ウ 初期の労働者は長時間・低賃金・劣悪な住環境に置かれ、生活水準の向上は長期的にゆっくり進んだから エ 産業革命で貴族が消えたから)
- 18 世紀にイギリスが茶の代金として銀を中国へ支払い続けたことが、19 世紀にもたらした出来事はどれですか。 (ア イギリスが中国から茶の栽培をやめさせた イ 中国がイギリスに銀を返した ウ 銀の流出を止めるためインド産アヘンを中国に密輸し、アヘン戦争(1840)につながった エ イギリスが茶を飲まなくなった)
近代化への問い(18 世紀のアジアと世界・産業革命) ── 解答
基礎
- ウ オランダと中国(清) 「鎖国」でも 4 つの窓口で交易と情報が入っていた。答え:オランダと中国(清)。
- ウ 砂糖・タバコ・綿花・コーヒー 武器(欧 → 阿)→ 奴隷(阿 → 米)→ 砂糖・綿花(米 → 欧)。富はヨーロッパに蓄積し、アフリカは人口を失った。答え:砂糖・タバコ・綿花・コーヒー。
- ア 綿工業(紡績・織布) 綿工業(ジェニー紡績機・力織機)→ 動力(ワットの蒸気機関)→ 交通(スティーヴンソンの機関車・フルトンの蒸気船)。答え:綿工業(紡績・織布)。
- エ 康熙帝・雍正帝・乾隆帝 人口は約 3 億で世界の 3 分の 1。茶・絹・陶磁器の輸出で銀が流入した。
- ウ 寺子屋が全国に広まり、町人や農民の子どもが読み書き・そろばんを学んだから 明治の近代化が速かった土台の 1 つ。
標準
- イ アジアの茶とカリブ海のプランテーションの砂糖という、世界をまたぐ商品がヨーロッパの日常生活に入った(生活革命) 答え:アジアの茶とカリブ海のプランテーションの砂糖という、世界をまたぐ商品がヨーロッパの日常生活に入った(生活革命)。
- ウ 児童労働の制限(9 歳未満の労働禁止・年少者の労働時間制限) 答え:児童労働の制限(9 歳未満の労働禁止・年少者の労働時間制限)。
- エ 工場労働や鉄道の運行で、時計にもとづいて時刻どおりに行動することが求められるようになったから 日本でも明治 5 年(1872)に太陽暦と定時法を採用し、鉄道が開通した。
- ア 働き盛りの人口を大量に失い、社会が混乱して発展が遅れた イギリスは 1807 年に奴隷貿易を、1833 年に奴隷制を廃止した。
発展
- ア 名誉革命(1689)→ 七年戦争終結(1763)→ マカートニーの清訪問(1793)→ 穀物法廃止(1846) 答え:名誉革命(1689)→ 七年戦争終結(1763)→ マカートニーの清訪問(1793)→ 穀物法廃止(1846)。
- ウ 初期の労働者は長時間・低賃金・劣悪な住環境に置かれ、生活水準の向上は長期的にゆっくり進んだから 「近代化は誰にとっての進歩か」を問うのが歴史総合の視点。
- ウ 銀の流出を止めるためインド産アヘンを中国に密輸し、アヘン戦争(1840)につながった イギリス → インド(綿布)→ 中国(アヘン)→ イギリス(茶)のアジア三角貿易。
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