中2 英語 / 文法 / e2-02
助動詞(must / have to / may / should)
この単元でできるようになること
- must / have to で「〜しなければならない」が言える
- must not(禁止)と don’t have to(不要)の違いがわかる
- may / can で「〜してもよい」「〜かもしれない」が言える
- should で「〜すべきだ・〜したほうがよい」が言える
- 助動詞のあとは原形、主語で形が変わらない(have to は例外)が身につく
入試での位置づけ
助動詞は、空所補充・書きかえ(must ⇔ have to)・会話文の応答で毎年のように問われる分野です。とくに「must not と don’t have to の意味の違い」「Shall I 〜? / Shall we 〜? への答え方」は差がつくところ。e1-06 の can が土台で、e3-07 の仮定法(would / could)にもつながります。
1. 助動詞の共通ルール(復習)
まずここだけ
(can / will / must / may / should …)は、動詞の前に置いて意味を足す言葉。共通ルールは 3 つ。
- あとは動詞の原形(三単現の s をつけない)
- 主語で形が変わらない(he でも must)
- 否定は not を後ろ、疑問は助動詞を先頭に
She can swim. / She must go. / She should study. She cannot(can’t) swim. / Must she go?
助動詞を 2 つ並べることはできません(× will can → will be able to)。
2. must と have to ── 「〜しなければならない」
まずここだけ
I must finish this today.(今日中に終えなければならない) I have to finish this today.(同じ意味)
have to は主語が三人称単数なら has to、過去は had to になります。must には過去形がないので、「〜しなければならなかった」は had to を使います。
| 現在 | 過去 | |
|---|---|---|
| I / you / we / they | have to | had to |
| he / she / it | has to | had to |
ニュアンスの違い(発展)
- must:話し手の気持ちから「〜しなければ」(自分がそう思う・強い命令)
- have to:周りの事情から「〜しなければ」(決まり・状況)
入試では、書きかえ問題で同じ意味として扱われることがほとんどです。
疑問文
Do you have to get up early? — Yes, I do. / No, I don’t. Must I go now? — Yes, you must. / No, you don’t have to.(← 重要)
Must I 〜? に「いいえ」で答えるときは No, you don’t have to.(する必要はない)。No, you must not. だと「してはいけない」になってしまいます。
3. must not と don’t have to ── ここが一番の差
まずここだけ
| 表現 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| must not(mustn’t) | 〜してはいけない(禁止) | You must not swim here.(ここで泳ぐな) |
| don’t have to | 〜しなくてよい(不要) | You don’t have to come.(来なくていい) |
同じ「否定」でも、must not は禁止、don’t have to は不要。まったく意味が違います。
You mustn’t use your phone in class.(使ってはいけない) You don’t have to bring lunch. We’ll have it at school.(持ってこなくていい)
三単現は doesn’t have to:She doesn’t have to work on Sunday.
よくある間違い
- 「来なくていいよ」を You must not come. と書く → don’t have to
- 「ここで走ってはいけない」を You don’t have to run here. と書く → must not
4. may / can ── 許可・可能性
まずここだけ
許可「〜してもよい」
May I come in?(入ってもよいですか)— Sure. / Yes, you may. Can I use your pen?(使ってもいい?)— Of course. You may go home now.
May I 〜? のほうが Can I 〜? よりていねい。
可能性「〜かもしれない」
It may rain tomorrow.(雨が降るかもしれない) She may be at home.(家にいるかもしれない)
may の否定 may not は「〜しないかもしれない」または「〜してはいけない」(文脈で判断)。
might(発展)
might は may の過去形ですが、現在の「〜かもしれない(may より弱い)」の意味でよく使われます。
He might come.(来るかもしれない)
5. should ── 「〜すべきだ・〜したほうがよい」
まずここだけ
You should see a doctor.(医者に行ったほうがいい) We should help each other. You should not(shouldn’t) eat too much. Should I call her? — Yes, you should.
must より弱く、助言のニュアンス。「〜したほうがいいよ」と訳すと自然です。
6. 依頼・提案の決まり文句
ここまでできれば十分
会話文で頻出。セットで覚える。
| 表現 | 意味 | 答え方 |
|---|---|---|
| Can you 〜? | 〜してくれる? | Sure. / Of course. / Sorry, I can’t. |
| Could you 〜? | 〜していただけますか(ていねい) | Sure. / Certainly. |
| Will you 〜? | 〜してくれますか | Sure. / All right. |
| Would you 〜? | 〜していただけますか(ていねい) | Sure. |
| Shall I 〜? | (私が)〜しましょうか | Yes, please. / No, thank you. |
| Shall we 〜? | (一緒に)〜しませんか | Yes, let’s. / Sounds good. |
| Would you like 〜? | 〜はいかがですか | Yes, please. / No, thank you. |
| Would you like to 〜? | 〜したいですか・しませんか | I’d love to. / Sorry, I can’t. |
**Shall I(私が)と Shall we(一緒に)**の区別、Shall we 〜? = Let’s 〜. の書きかえも出ます。
よくある間違い
- Shall I help you? に Yes, let’s. → Yes, please.(私がしましょうか → お願いします)
- Would you like some tea? に Yes, I do. → Yes, please.
7. まとめ表
| 助動詞 | 意味 | 否定 |
|---|---|---|
| can | できる/してもよい | can’t(できない) |
| will | 〜だろう/するつもり | won’t |
| must | しなければならない/〜に違いない | must not(禁止) |
| have to | しなければならない | don’t have to(不要) |
| may | してもよい/かもしれない | may not |
| should | すべきだ・したほうがよい | shouldn’t |
must の「〜に違いない」(発展)
He must be tired.(彼は疲れているに違いない) You must be Ken’s brother.(あなたがケンの弟に違いない)
「や状態の動詞 + must」のときは「〜に違いない」の意味が多い。「〜のはずがない」は can’t(He can’t be tired.)。
8. 自己チェック
- 助動詞のあとは原形になっているか
- have to は主語が三人称単数なら has to にしたか
- 「してはいけない」= must not、「しなくてよい」= don’t have to を取り違えていないか
- Must I 〜? の No の答えは No, you don’t have to.
- Shall I(私が)と Shall we(一緒に)の答え方を区別したか
9. 小テストへ
→ 小テスト(e2-02)
関連する単元
- 前提:e1-06 can、e2-01 未来(will)
- 次に進む:e2-03 (have to ⇔ need to、should ⇔ It is 〜 to)
- ここで使う考え方が出てくる:e3-07 (would / could)
参考資料
- 文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』── 「助動詞」の項
受験のしらべ / https://juken-shirabe.pages.dev/koko/english/e2-02/ / 更新 2026-09-12