中3 理科 / 生物 / s3-05

更新 2026-09-12

生殖と遺伝(減数分裂・遺伝の規則性)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

メンデルの実験(純系 AA × aa → 子はすべて Aa(顕性)→ 孫は 3:1)と、Aa × aa や Aa × Aa の組み合わせから比を求める計算が最頻出。体細胞分裂の図の並べ替え、減数分裂での染色体数(例:24 本 → 12 本)も定番。用語は 2021 年以降「顕性・潜性」(旧:優性・劣性)。


1. 細胞分裂と成長

まずここだけ

体細胞分裂:1 つの細胞が 2 つに分かれる。分裂後の細胞が大きくなることで体が成長する(根の先端の成長点、観察には塩酸で細胞を離し、酢酸カーミンで染色)。

順序

  1. 核の中に染色体が現れる(分裂前に染色体は複製されて 2 倍になっている)
  2. 染色体が細胞の中央に並ぶ
  3. 染色体が両端に分かれる(それぞれ同じ数)
  4. 2 つの核ができ、細胞質が分かれる(植物では中央に仕切り)→ もとの細胞と同じ数の染色体をもつ 2 つの細胞

染色体:遺伝子(DNA)を含む。ヒトは 46 本。種類によって数が決まっている。


2. 生殖

まずここだけ

無性生殖有性生殖
方法体細胞分裂でふえる生殖細胞(卵・精子/卵細胞・精細胞)が受精
分裂(アメーバ・ミカヅキモ)、出芽(酵母・ヒドラ)、栄養生殖(ジャガイモのいも・さし木・イチゴのほふく茎)、胞子動物、植物の種子
子の遺伝子親と全く同じ両親から半分ずつ → 親と異なる組み合わせ(多様性)

動物の有性生殖:精巣で精子、卵巣で受精受精卵 → 体細胞分裂をくり返して → 個体。この過程が発生植物の有性生殖:花粉(精細胞)が柱頭につき花粉管をのばし、胚珠の中の卵細胞と受精 → 胚珠が種子に(胚 → 次の植物体)。

減数分裂:生殖細胞をつくるときの特別な分裂。染色体の数が半分になる。受精で合わさり、もとの数に戻る

体細胞の染色体 24 本 → 生殖細胞 12 本 → 受精卵 24 本


3. 遺伝の規則性

まずここだけ

メンデルの実験(エンドウ)

分離の法則:対になっている遺伝子は、減数分裂で分かれて別々の生殖細胞に入る。

ここまでできれば十分:かけ合わせの表

親の組み合わせ子の遺伝子形質の比(顕性:潜性)
AA × aaすべて Aaすべて顕性
Aa × AaAA:Aa:aa = 1:2:13:1
Aa × aaAa:aa = 1:11:1
AA × AaAA:Aa = 1:1すべて顕性
aa × aaすべて aaすべて潜性

解き方:表(2 × 2)を書く。横に片方の親の生殖細胞(A・a)、縦にもう片方、4 マスを埋める。

Aa × Aa で孫が 800 個できたとき、しわは 800 × 1/4 = 200 個、丸は 600 個。 丸(Aa)としわ(aa)をかけると、丸:しわ = 1:1 → 400 個ずつ。 「丸の子の中で、しわの遺伝子 a をもつものの割合」:孫の丸は AA:Aa = 1:2 → 2/3

現れた形質から遺伝子を判断:潜性の形質が現れた → 必ず aa。顕性の形質 → AA か Aa(aa とかけ合わせて判定できる)。


4. 遺伝子と技術

ここまでできれば十分


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 体細胞分裂:複製 → 並ぶ → 分かれる → 同じ数の 2 細胞
  2. 無性生殖 = 親と同じ遺伝子。有性生殖 = 受精・多様
  3. 減数分裂で半分、受精でもとに戻る
  4. AA × aa → Aa(顕性)。Aa × Aa → 1:2:1、形質 3:1。Aa × aa → 1:1
  5. 潜性の形質が出た個体は必ず aa

7. 小テストへ

→ 小テスト(s3-05)

関連する単元

参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から