中2 社会 / 歴史 / h-12

更新 2026-09-12

世界史(ルネサンス・市民革命・産業革命)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

三大市民革命の比較(国・年・文書・指導者)、啓蒙思想家と著書産業革命がイギリスで始まった理由と影響アヘン戦争が日本に与えた影響が定番。日本史との同時代対応(ルネサンス=室町、フランス革命=江戸後期・寛政、アヘン戦争=天保)も問われます。


1. ルネサンス・宗教改革・大航海時代

まずここだけ

中世ヨーロッパローマ教皇を頂点とするキリスト教(カトリック)の世界。十字軍(11〜13 世紀・イスラム勢力からエルサレム奪回をめざすが失敗 → 教皇の権威低下・東方との交流で商業発達)。

イスラム世界:7 世紀にムハンマドが創始、西アジア〜北アフリカ〜スペインへ。ギリシャの学問を受け継ぎ発展(数学・医学・天文学)→ ヨーロッパへ逆輸入。オスマン帝国(1453 年ビザンツ帝国を滅ぼす)。

動き内容
ルネサンス(文芸復興)(14〜16 世紀・イタリアから)古代ギリシャ・ローマの文化を手本に人間らしさを重視。レオナルド・ダ・ビンチ(『モナ・リザ』『最後の晩餐』)、ミケランジェロ(『ダビデ像』)、ラファエロ、活版印刷(グーテンベルク)、火薬・羅針盤の改良、地動説(コペルニクス・ガリレイ)、ダンテ・シェークスピア
宗教改革(1517〜)ルター(ドイツ・95 か条の論題・免罪符批判・聖書中心)、カルバン(スイス・予定説・勤労と蓄財を肯定 → 商工業者に広がる)→ プロテスタント(抗議する者)。対抗してカトリックはイエズス会(ザビエル・ロヨラ)が海外布教 → 日本へ
大航海時代(15 世紀末〜)香辛料・キリスト教布教・オスマン帝国が陸路をふさぐ。コロンブス(1492・スペイン・西インド諸島)、バスコ・ダ・ガマ(1498・ポルトガル・インド航路)、マゼラン一行(1522・世界一周)。スペインがアステカ・インカ帝国を征服の流入、奴隷貿易(アフリカ → アメリカ)。ポルトガルはアジアへ(→ 日本に鉄砲・キリスト教)

2. 市民革命と啓蒙思想

まずここだけ

絶対王政(国王が強い権力・ルイ 14 世「太陽王」・エリザベス 1 世)→ 商工業で力をつけた**市民(ブルジョワ)**が政治参加を求める → 市民革命

啓蒙思想(理性で社会を考える):

人物著書主張
ロック(英)『統治二論』社会契約・抵抗権
モンテスキュー(仏)『法の精神』三権分立
ルソー(仏)『社会契約論』人民主権
革命内容
ピューリタン革命(英)1640〜60クロムウェルが国王を処刑・共和政 → 王政復古
名誉革命(英)1688〜89国王を追放、権利章典(議会の権利・国王は議会の同意なしに課税できない)→ 立憲君主制・議会政治の確立(「王は君臨すれども統治せず」)
アメリカ独立革命1775〜83イギリスの植民地 13 州が課税に反対(「代表なくして課税なし」・ボストン茶会事件)→ 1776 独立宣言ジェファソン・基本的人権・人民主権)→ ワシントンが総司令官 → 勝利 → 1787 合衆国憲法(三権分立・大統領制・連邦制)。ワシントンが初代大統領
フランス革命1789〜財政難・第三身分(平民)の不満 → バスティーユ牢獄襲撃(7 月 14 日)→ 人権宣言(自由・平等・国民主権・所有権)→ 国王ルイ 16 世処刑・共和政・恐怖政治 → ナポレオンが皇帝(1804)・ナポレオン法典・ヨーロッパ征服 → 敗北(1815)。革命の理念が広まる

19 世紀の動き:ウィーン体制(復古)→ 1848 年革命、イタリア統一(1861)・ドイツ統一(1871・ビスマルク)、ロシアの南下、ラテンアメリカ諸国の独立。


3. 産業革命と資本主義

ここまでできれば十分

産業革命18 世紀後半のイギリスで始まる。

欧米のアジア進出(帝国主義)

出来事内容
アヘン戦争1840〜42イギリスがインド産アヘンを清に密輸 → 清が取り締まる → 戦争 → 清敗北・南京条約香港をゆずる・上海など開港・不平等)→ 日本の幕府に衝撃(異国船打払令を緩める)
太平天国の乱1851〜64洪秀全・清の弱体化
インド大反乱1857〜59イギリスの支配に反乱 → 鎮圧 → ムガル帝国滅亡インドはイギリスの直接支配(1877 インド帝国)
東南アジアオランダ(インドネシア)・フランス(ベトナム・インドシナ)・スペイン → アメリカ(フィリピン)・イギリス(マレー・ビルマ)。タイだけ独立を保つ
アメリカ西部開拓(先住民の土地を奪う)、南北戦争(1861〜65・リンカン奴隷解放宣言・「人民の、人民による、人民のための政治」)→ 北部の勝利・工業化 → 太平洋へ進出 → ペリー来航(1853)
アフリカ分割19 世紀末ヨーロッパ列強がほぼ全土を植民地に(エチオピア・リベリア以外)

4. よくある間違い


5. 自己チェック

  1. 十字軍 → ルネサンス(ダ・ビンチ・活版印刷)→ 1517 宗教改革(ルター・プロテスタント・イエズス会)→ 大航海(1492 コロンブス・1498 ガマ・マゼラン)
  2. 啓蒙:ロック(抵抗権)・モンテスキュー(三権分立)・ルソー(人民主権)
  3. 名誉革命 1688(権利章典)・アメリカ独立 1776(独立宣言・ワシントン)・フランス革命 1789(人権宣言・ナポレオン)
  4. 産業革命 18 世紀後半イギリス・蒸気機関ワット・資本主義・社会主義マルクス
  5. アヘン戦争 1840(南京条約・香港)・インド大反乱 1857・南北戦争 1861(リンカン)・アフリカ分割

6. 小テストへ

→ 小テスト(h-12)

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参考資料

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