地震と火山 ── 問題
基礎
- ある観測点で、初期微動継続時間が 11 秒であった。大森公式の比例定数を 8 km/s とすると、震源距離は何 km ですか。
- 次の用語の説明として正しいものはどれですか。 初期微動継続時間 (ア 地下で岩石が破壊され、地震が発生した場所 イ P 波が到着してから S 波が到着するまでの時間。震源距離に比例する ウ 震源の真上にあたる地表の点 エ 各観測地点での揺れの強さ(0〜7 の 10 段階))
- 震度とマグニチュードの違いとして正しいものはどれですか。 (ア 震度は各地点の揺れの強さで場所により違う。マグニチュードは地震の規模で 1 つの地震に 1 つ イ 震度は 1 つの地震に 1 つ、マグニチュードは場所により違う ウ どちらも同じもの エ 震度は地震の規模、マグニチュードは揺れの強さ)
- 緊急地震速報のしくみとして正しいものはどれですか。 (ア 地震を予知して発生前に警報を出す イ S 波を検知して P 波が来る前に警報を出す ウ 津波を検知して警報を出す エ 速い P 波を震源近くで検知し、遅い S 波(主要動)が来る前に警報を出す)
標準
- 震源距離 119 km の観測点で、初期微動継続時間が 17 秒であった。大森公式の比例定数 k は何 km/s ですか。
- P 波の速さを 8 km/s、S 波の速さを 4 km/s とする。震源距離 96 km の観測点での初期微動継続時間は何秒ですか。
- マグニチュード 6 の地震のエネルギーは、マグニチュード 4 の地震の約何倍ですか。M が 1 大きいとエネルギーは約 32 倍、2 大きいと 1000 倍とする。
- マグマの性質と火山について、最も危険な火山現象の 1 つで、高温のガスと火山灰・岩塊が高速で流れ下るものはどれですか。 (ア 土石流 イ 溶岩流 ウ 火山灰の降下 エ 火砕流)
- 次の地震の種類・断層について正しいものはどれですか。 深さ 300 km で起こる地震 (ア 内陸の活断層による地震。震源が浅く都市直下で大きな被害 イ 沈みこんだ海洋プレート内部の深発地震 ウ プレート境界地震(海溝型)。沈みこむプレートに引きずられた陸のプレートが跳ね返り、津波を伴った エ 引っ張る力がはたらき、上盤がずり下がる)
- S 波が地球の外核を伝わらない理由はどれですか。 (ア 外核が鉄でできているから イ 外核が高温だから ウ S 波は速すぎて外核を通り抜けるから エ S 波は横波で、液体の中を伝わることができないから)
- 日本で火山が海溝から一定の距離をおいて分布し、海溝側に火山がない理由はどれですか。 (ア 沈みこんだ海洋プレートが十分な深さに達して水を放出し、マントルが溶ける場所が海溝から離れた位置になるから イ 海溝付近は海水で冷やされるから ウ 火山は大陸プレートの中心にしかできないから エ 海溝付近には地殻がないから)
発展
- 3 地点の震源距離から震央を求める方法として正しいものはどれですか。 (ア 3 地点を結んだ三角形の重心を震央とする イ 震度が最も大きい地点を震源とする ウ 各地点を中心に震源距離を半径とする円を描き、それぞれの円の交点を結んだ弦の交点を震央とする エ 初期微動継続時間が最も長い地点を震央とする)
- P 波の速さが S 波の 2 倍のとき、大森公式の比例定数 k と S 波の速さ V_S の関係はどれですか。 (ア k = V_S イ k = V_S/2 ウ k = 2V_S エ k = 4V_S)
地震と火山 ── 解答
基礎
- 88 d = kt = 8 × 11 = 88 km。
- イ P 波が到着してから S 波が到着するまでの時間。震源距離に比例する 答え:P 波が到着してから S 波が到着するまでの時間。震源距離に比例する。
- ア 震度は各地点の揺れの強さで場所により違う。マグニチュードは地震の規模で 1 つの地震に 1 つ M が同じでも、震源に近い地点ほど震度は大きい。
- エ 速い P 波を震源近くで検知し、遅い S 波(主要動)が来る前に警報を出す 震源に近い場所では S 波の到着が早く、間に合わないことがある。
標準
- 7 d = kt → k = d/t = 119 ÷ 17 = 7 km/s。
- 12 S 波の到着 96/4 秒、P 波の到着 96/8 秒。その差 = 12 秒。
- 1000 M の差は 2。1 で 32 倍、2 で 1000 倍、3 で 32000 倍、4 で 100 万倍。答え:約 1000 倍。
- エ 火砕流 SiO₂ 少ない → 高温・さらさら → おだやか → 盾状火山(玄武岩)。SiO₂ 多い → 低温・ねばねば → 爆発的 → 溶岩ドーム(流紋岩)。中間が成層火山(安山岩)。答え:火砕流。
- イ 沈みこんだ海洋プレート内部の深発地震 答え:沈みこんだ海洋プレート内部の深発地震。
- エ S 波は横波で、液体の中を伝わることができないから 横波はずれの力を伝える必要があり、液体では伝わらない。これが外核が液体である根拠。
- ア 沈みこんだ海洋プレートが十分な深さに達して水を放出し、マントルが溶ける場所が海溝から離れた位置になるから 火山前線(火山フロント)より陸側に火山が並ぶ。
発展
- ウ 各地点を中心に震源距離を半径とする円を描き、それぞれの円の交点を結んだ弦の交点を震央とする 震源距離を半径とする球面の交点が震源。地表では円の共通弦の交点が震央。
- ウ k = 2V_S k = V_P V_S/(V_P − V_S) = 2V_S·V_S/(2V_S − V_S) = 2V_S。
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