中3 英語 / 文法 / e3-07
仮定法(I wish 〜/If I were 〜)
この単元でできるようになること
- 「〜だったらいいのに」を I wish + + で言える
- 「もし〜なら、…するだろう」を If + 主語 + 過去形, 主語 + would / could + で言える
- 現実と違うことを言うときは過去形を使う、という考え方がわかる
- は were を使うことがわかる
- ふつうの if(条件・e2-05)と仮定法の if を区別できる
入試での位置づけ
仮定法は 2021 年度から中学校で扱われる文法で、公立入試では**「I wish I could 〜」「If I were you, I would 〜」の空所補充**や、会話文での登場が中心です。出題の範囲は限られているので、形を 2 つ覚えれば得点できる単元です。
1. 仮定法とは
まずここだけ
現実とは違うこと・ありえないことを「〜だったらいいのに」「もし〜なら」と言うときの形。現在のことなのに過去形を使うのが特徴です。
I wish I had a car.(車を持っていたらいいのに:実際は持っていない) If I were a bird, I would fly to you.(鳥なら飛んでいくのに:実際は鳥ではない)
なぜ過去形?── 「今」から距離をとって「現実ではない」ことを示すため、と考えるとわかりやすい。
2. I wish + 主語 + 過去形 ──「〜だったらいいのに」
まずここだけ
I wish I had more time.(もっと時間があればいいのに) I wish I could speak French.(フランス語が話せたらいいのに) I wish I were taller.(もっと背が高ければいいのに) I wish it were Sunday today.(今日が日曜だったらいいのに) I wish he were here.(彼がここにいたらいいのに)
形
| 言いたいこと | 形 |
|---|---|
| 〜を持っていたら/〜したら | I wish + S + 動詞の過去形 |
| 〜できたら | I wish + S + could + 原形 |
| 〜だったら(be 動詞) | I wish + S + were(主語が I / he / she / it でも were) |
be 動詞は主語が何でも were が基本(会話では was も使われるが、学校文法では were)。
hope との違い
I hope it will be sunny tomorrow.(明日晴れるといいな:ありうること・現在形/未来) I wish it were sunny today.(今日晴れていたらいいのに:現実は雨・過去形)
hope は実現しそうなこと、wish は現実と違うこと。
3. If + 主語 + 過去形, 主語 + would / could + 原形
まずここだけ
「もし(現実と違って)〜なら、…するだろう・できるだろう」
If I were you, I would go to the doctor.(私があなたなら、医者に行くだろう) If I had a lot of money, I would travel around the world. If it were sunny, we could play outside.(晴れていれば外で遊べるのに) If I knew his number, I would call him.(番号を知っていれば電話するのに:知らない)
形
| if のかたまり | 主節 |
|---|---|
| If + S + 過去形(be は were) | S + would / could + 動詞の原形 |
- would:〜するだろう(意志・結果)
- could:〜できるだろう
If I were you, I would 〜(私があなたなら〜する)は、アドバイスの決まり文句として頻出。
4. ふつうの if との違い ── ここが一番の差
ここまでできれば十分
| ふつうの if(条件・e2-05) | 仮定法の if | |
|---|---|---|
| 意味 | ありうること「もし〜なら」 | 現実と違うこと「(実際は違うが)もし〜なら」 |
| if の中 | 現在形 | 過去形(were) |
| 主節 | will + 原形 | would / could + 原形 |
| 例 | If it rains tomorrow, I will stay home.(降るかもしれない) | If it rained now, I would stay home.(今は降っていない) |
| 例 | If I have time, I will help you.(時間があるかも) | If I had time, I would help you.(時間がない) |
見分け方:主節に will があればふつうの if(現在形)、would / could があれば仮定法(過去形)。
よくある間違い
- I wish I have a car. → had
- I wish I can swim. → could
- If I am you → were
- If I were you, I will → would
- If I had time, I will help → would(if が過去形なら主節は would)
5. 会話での使い方
ここまでできれば十分
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| I wish I could. | (誘いを断るとき)行けたらいいんだけど |
| If I were you, I would 〜. | 私なら〜するよ(アドバイス) |
| I wish I could 〜. | 〜できたらいいのに |
| I wish you were here. | あなたがここにいたらいいのに |
A: Can you come to the party? B: I wish I could, but I have to work.
6. 自己チェック
- I wish のあとは過去形(had / could / were)か
- If の中が過去形なら主節は would / could か(will ではない)
- be 動詞は were にしたか
- 「ありうること」なら現在形+will、「現実と違うこと」なら過去形+would
7. 小テストへ
→ 小テスト(e3-07)
関連する単元
- 前提:e1-08 過去形、e2-02 、e2-05 (if)
- 次に進む:e3-08 長文読解の型
- ここで使う考え方が出てくる:e3-09 英作文(自分の意見を書く)
参考資料
- 文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』── 「仮定法のうち基本的なもの」の項
受験のしらべ / https://juken-shirabe.pages.dev/koko/english/e3-07/ / 更新 2026-09-12