中1 理科 / 物理 / s1-01

更新 2026-09-12

光の反射・屈折・凸レンズ

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

凸レンズの作図と表(物体の位置と像の大きさ・向き・位置)が最頻出。「スクリーンに像ができる=実像、レンズをのぞくと見える=虚像」、「レンズの上半分をおおうと像は暗くなるが形は全部うつる」が記述で問われます。鏡の作図(2 枚の鏡・全身をうつす鏡の長さ = 身長の半分)も出ます。


1. 光の直進と反射

まずここだけ

鏡の像:鏡の面に対して物体と対称な位置にできる(鏡のうしろ、同じ距離)。目に入る光は「像 → 目」の直線が鏡と交わる点で反射する。

全身をうつす鏡の長さ = 身長の半分(距離によらない)。

2 枚の鏡(直角):像は 3 つできる(それぞれの鏡の像 + 2 回反射の像)。


2. 屈折

まずここだけ

光がちがう物質に斜めに入ると境界で折れ曲がる(屈折)。垂直に入ると曲がらない。

進む向き角度の関係覚え方
空気 → 水・ガラス入射角 > 屈折角(法線に近づく)密なほうへ入ると立つ
水・ガラス → 空気入射角 < 屈折角(法線から離れる)空気へ出ると寝る

全反射:水・ガラス → 空気で入射角を大きくすると、屈折角が 90° をこえて光がすべて反射する。光ファイバー・内視鏡。

見え方:水中の物体は浮き上がって(浅く)見える。コインが見える・ストローが折れて見える。 ガラス板を通した光:平行なガラス板では、入るときと出るときで平行にずれて出てくる。


3. 凸レンズ

まずここだけ

作図の 3 本(どれか 2 本で像の位置が決まる):

  1. 軸に平行な光 → 屈折して焦点を通る
  2. レンズの中心を通る光 → 直進
  3. 焦点を通ってきた光 → 屈折して軸に平行に進む

ここまでできれば十分:物体の位置と像

焦点距離を f とする。

物体の位置大きさ向き像の位置
2f より遠い実像小さい上下左右が逆f と 2f の間
2f ちょうど実像同じ2f
f と 2f の間実像大きい2f より遠い
f ちょうど像はできない(光が平行になる)──────
f より近い虚像大きい同じ向きレンズをのぞくと物体と同じ側に見える

動かしたとき:物体をレンズに近づける(2f より遠いところから)→ 像は遠ざかり、大きくなる。物体を遠ざける → 像はレンズに近づき(f に近づく)小さくなる。

レンズの一部をおおうと:像は暗くなるが、形は全部うつる(欠けない)。

利用:カメラ(実像を記録)、目(水晶体=凸レンズ、網膜に実像)、虫めがね(虚像)、ルーペ、顕微鏡。


4. 計算の型

ここまでできれば十分

焦点距離 10 cm のレンズで、物体を 20 cm(= 2f)の位置に置く → 像は反対側 20 cm同じ大きさ・逆向き 同じレンズで物体を 15 cm に置く(f と 2f の間)→ 像は 2f より遠く、大きい実像 物体とスクリーンの距離が最短になるのは物体が 2f のとき(4f = 40 cm)

入射角・反射角:鏡の面と光が 30° のとき、入射角 = 90° − 30° = 60°


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 入射角 = 反射角(法線との角)。鏡の像は面対称。全身鏡は身長の半分
  2. 空気→水:入射角 > 屈折角。水→空気:逆。大きいと全反射
  3. 作図 3 本:平行→焦点、中心→直進、焦点→平行
  4. 2f より遠い=小、2f=同じ、f〜2f=大(実像・逆向き)、f=なし、f より近い=虚像(大・同向き)
  5. 一部おおう→暗いだけ

7. 小テストへ

→ 小テスト(s1-01)

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参考資料

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