中2 社会 / 歴史 / h-08

更新 2026-09-12

明治維新と近代国家

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

地租改正の内容(地価の 3%・現金・地券)と目的(財政の安定)廃藩置県と版籍奉還の区別自由民権運動の流れ、**大日本帝国憲法の特色(天皇主権・ドイツ流・臣民の権利は法律の範囲内)最初の選挙の制限(直接国税 15 円以上・25 歳以上の男子・人口の約 1.1%)**が定番。


1. 明治維新の改革

まずここだけ

1868 年(明治元年)五箇条の御誓文(新政府の方針・公議世論・開国和親)、五榜の掲示(民衆の統制・キリスト教禁止継続)、江戸を東京に、一世一元

改革内容・目的
版籍奉還1869藩主が土地(版)と人民(籠)を天皇に返す(藩主はそのまま知藩事)
廃藩置県1871藩を廃止して府・県を置き、中央から府知事・県令を派遣中央集権の完成
四民平等1869〜皇族・華族(公家・大名)・士族(武士)・平民。平民に名字・職業や結婚の自由。解放令(1871・えた・ひにんの呼び名を廃止、差別は残る)
学制18726 歳以上の男女に小学校教育(授業料負担で反対も)
徴兵令1873満 20 歳以上の男子に 3 年の兵役(免除規定あり・血税一揆)
地租改正1873土地の所有者地券を発行、地価の 3% を現金で納めさせる → 政府の財政を安定(収入が米価に左右されない)。農民の負担は変わらず → 地租改正反対一揆1877 年 2.5%
殖産興業官営模範工場富岡製糸場 1872・群馬・フランスの技術)、鉄道(1872 新橋−横浜)、郵便(前島密)、電信北海道開拓使屯田兵、鉱山、お雇い外国人
貨幣1871円・銭・厘(新貨条例)、国立銀行

文明開化太陽暦(1873)、れんが造り・ガス灯・人力車・牛なべ・ざんぎり頭・洋服新聞・雑誌福沢諭吉『学問のすゝめ』(「天は人の上に人を造らず」)、中江兆民(ルソーの『社会契約論』翻訳・「東洋のルソー」)、神仏分離・廃仏毀釈

藩閥政府:薩摩・長州・土佐・肥前出身者が中心。岩倉具視・大久保利通・木戸孝允・西郷隆盛・大隈重信・伊藤博文


2. 明治初期の外交と国境

まずここだけ


3. 自由民権運動と立憲国家

まずここだけ

士族の反乱:徴兵令・秩禄処分・廃刀令で特権を失った士族の不満 → 佐賀の乱・1877 年 西南戦争西郷隆盛・鹿児島・最大で最後の士族反乱 → 徴兵制の政府軍が勝つ)。以後は言論による抵抗へ。

出来事
1874板垣退助らが民撰議院設立建白書を提出 → 自由民権運動の始まり(国会の開設・憲法の制定を要求)
1880国会期成同盟(全国の代表が集まる)
1881国会開設の勅諭(1890 年に国会を開くと約束)、板垣退助が自由党(フランス流・急進)
1882大隈重信が立憲改進党(イギリス流・穏健)。私擬憲法(五日市憲法・植木枝盛)
1884秩父事件(埼玉・困窮した農民と自由党員)など激化事件 → 運動は衰える
1885内閣制度伊藤博文が初代内閣総理大臣)
1889大日本帝国憲法発布(2 月 11 日伊藤博文ドイツ(プロイセン)憲法を手本に・天皇が定めて国民に与える欽定憲法
1890第 1 回衆議院議員総選挙第 1 回帝国議会教育勅語(忠君愛国)

大日本帝国憲法の特色

地方制度:1888 市制・町村制、1890 府県制・郡制。民法・刑法(ドイツ・フランスを手本)。


4. よくある間違い


5. 自己チェック

  1. 1868 五箇条の御誓文 → 1869 版籍奉還 → 1871 廃藩置県 → 1872 学制・富岡・鉄道 → 1873 徴兵令・地租改正(地価 3%現金・地券)
  2. 殖産興業・文明開化(太陽暦・福沢諭吉・中江兆民)
  3. 岩倉使節団(条約改正失敗)・日清修好条規・日朝修好条規(不平等)・樺太千島交換・琉球処分・開拓使
  4. 1874 建白書 → 1877 西南戦争 → 1881 国会開設の勅諭・自由党 → 1882 立憲改進党 → 1885 内閣 → 1889 憲法(伊藤・ドイツ・天皇主権)→ 1890 議会(15 円 25 歳男子)
  5. 帝国議会=貴族院+衆議院。臣民の権利は法律の範囲内

6. 小テストへ

→ 小テスト(h-08)

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参考資料

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