中1 理科 / 化学 / s1-05

更新 2026-09-12

気体の性質・水溶液と濃度・溶解度

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

質量パーセント濃度溶解度曲線からの再結晶量が計算問題の二本柱。気体は「集め方の選択理由」(水に溶けにくい → 水上置換、空気より重い → 下方置換)が記述で問われます。


1. 気体の性質

まずここだけ

気体発生方法集め方性質
酸素二酸化マンガン + うすい過酸化水素水(オキシドール)水上置換ものを燃やす(助燃性)。自身は燃えない。無色無臭
二酸化炭素石灰石(貝がら)+ うすい塩酸水上・下方置換石灰水を白くにごらせる。水に少し溶け酸性。空気より重い
水素亜鉛(鉄・マグネシウム)+ うすい塩酸水上置換最も軽い。燃えて水になる(爆発音)
アンモニア塩化アンモニウム + 水酸化カルシウム(加熱)上方置換水によく溶けアルカリ性。刺激臭。空気より軽い
窒素────空気の約 78%。燃えない・助燃性なし

集め方の選び方

  1. 水に溶けにくい水上置換(純粋な気体が集まる。酸素・水素・窒素・二酸化炭素)
  2. 水に溶けやすく 空気より重い下方置換(二酸化炭素・塩化水素)
  3. 水に溶けやすく 空気より軽い上方置換(アンモニア)

2. 水溶液

まずここだけ

溶質(溶けている物質)を溶媒(溶かす液体。水なら水溶液)に溶かしたものが溶液

溶液の質量 = 溶質 + 溶媒

水溶液の特徴:透明(色がついていてもよい)、濃さはどこも同じ時間がたっても沈まない。 溶質の粒子が全体に均一に散らばっている(ろ紙を通り抜ける)。


3. 質量パーセント濃度

まずここだけ

質量パーセント濃度 [%] = 溶質の質量 [g] ÷ 溶液の質量 [g] × 100

水 80 g に食塩 20 g を溶かす → 溶液 100 g → 20 ÷ 100 × 100 = 20% 水 180 g に砂糖 20 g → 溶液 200 g → 20 ÷ 200 × 100 = 10%(180 で割らない!)

逆算

ここまでできれば十分

うすめる・加える:溶質は変わらないものを追いかける。

10% の食塩水 200 g(食塩 20 g)に水 50 g を加える → 20 ÷ 250 × 100 = 8% 10% の食塩水 200 g に食塩 25 g を加える → 45 ÷ 225 × 100 = 20%

混ぜる:溶質どうし・溶液どうしを足してから計算。

10% 100 g(食塩 10 g)+ 20% 300 g(60 g)→ 70 ÷ 400 × 100 = 17.5%


4. 溶解度と再結晶

まずここだけ

溶解度:水 100 g に溶ける物質の最大の質量 [g](温度で決まる)。限界まで溶けた水溶液が飽和水溶液

溶解度曲線:横軸「温度」、縦軸「溶解度」。

再結晶:一度溶かしてから冷やす(または蒸発)で、純粋な結晶を取り出す方法。

ここまでできれば十分

出てくる結晶の量(水 100 g のとき)= 高温の溶解度 − 低温の溶解度

硝酸カリウムの溶解度:60℃ で 110 g、20℃ で 32 g。60℃ の飽和水溶液(水 100 g)を 20℃ に冷やす → 110 − 32 = 78 g の結晶

水が 100 g でないとき:溶解度を水の量に合わせて比例計算。

水 50 g なら出る量も半分 → 39 g 水 200 g なら 2 倍 → 156 g

飽和水溶液の濃度:溶解度 S のとき、濃度 = S ÷ (100 + S) × 100。

20℃ の硝酸カリウム(32 g):32 ÷ 132 × 100 ≒ 24.2%(100 で割らない)

「この温度で溶け残るか」:溶かす量 > 溶解度 × 水/100 なら溶け残る。


5. 計算の型

ここまでできれば十分

型 1(濃度):水 120 g に食塩 30 g → 30 ÷ 150 × 100 = 20% 型 2(溶質の量):5% の食塩水 300 g の食塩 = 300 × 0.05 = 15 g 型 3(水の量):15 g で 6% → 溶液 250 g → 水 235 g 型 4(再結晶):水 150 g、60℃ → 20℃、溶解度 110 → 32:(110 − 32) × 1.5 = 117 g


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 酸素:二酸化マンガン + 過酸化水素水、水上置換、助燃性
  2. 二酸化炭素:石灰石 + 塩酸、下方(水上)置換、石灰水を白く
  3. 濃度 = 溶質 ÷ 溶液 × 100
  4. 溶解度は水 100 g あたり。飽和水溶液
  5. 出る結晶 = (高温の溶解度 − 低温の溶解度) × 水/100

8. 小テストへ

→ 小テスト(s1-05)

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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