高1 / 生物基礎 / bb-06

更新 2026-09-12

体内環境の調節(自律神経・ホルモン・血糖)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

血糖値の調節」は生物基礎で最も出る図表問題で、共通テストでは食事後・運動後の血糖値とインスリン・グルカゴンのグラフ糖尿病の 2 つの型が定番。ホルモンの表は暗記必須ですが、「血糖を上げるホルモンは複数、下げるのはインスリンだけ」のように理由とセットで覚えると整理しやすい単元です。


1. 自律神経系 ── 交感神経と副交感神経

まずここだけ

器官交感神経副交感神経
心臓の拍動促進抑制
血圧上昇低下
気管支拡張収縮
瞳孔拡大縮小
消化管の運動・消化液抑制促進
立毛筋・汗腺収縮・分泌促進(分布しない)
ぼうこう(排尿)抑制促進

覚え方:交感神経は「戦うために心臓を速く・目を大きく・消化は後回し」。


2. ホルモンと内分泌系

まずここだけ

内分泌腺ホルモンはたらき
視床下部放出ホルモン脳下垂体を調節
脳下垂体前葉成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン成長促進、他の内分泌腺を刺激
脳下垂体後葉バソプレシン腎臓の集合管で水の再吸収を促進(尿を減らす)、血圧上昇
甲状腺チロキシン代謝を促進(ヨウ素を含む)
副甲状腺パラトルモン血液中の Ca²⁺ を増やす
すい臓ランゲルハンス島A 細胞:グルカゴンB 細胞:インスリン血糖を上げる/下げる
副腎髄質アドレナリン血糖を上げる、心拍促進(交感神経と協力)
副腎皮質糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド血糖を上げる(タンパク質 → 糖)、Na⁺ の再吸収促進

神経分泌:視床下部の神経細胞がホルモンを分泌(バソプレシンは視床下部でつくられ後葉から出る)。


3. 血糖濃度の調節

まずここだけ

血糖(血液中のグルコース)は約 0.1%(100 mg/100 mL)に保たれる。

高くなったとき(食後)

低くなったとき(空腹・運動)

糖尿病:血糖が高いまま下がらず、尿にグルコースが出る。

原因対応
Ⅰ型B 細胞が壊れインスリンが分泌されない(自己免疫など)インスリン注射
Ⅱ型インスリンは出るが効きにくい/分泌量が少ない(生活習慣)食事・運動・薬

グラフの読み方:食後、血糖が上がるとインスリンが増え、血糖が下がる。Ⅰ型はインスリンが増えない。Ⅱ型はインスリンが出ていても血糖が下がりにくい。


4. 体温の調節

ここまでできれば十分

中枢は視床下部

寒いとき(熱をつくる・逃がさない):

暑いとき(熱を逃がす):


5. フィードバック調節

ここまでできれば十分

チロキシンの例: 視床下部(放出ホルモン)→ 脳下垂体前葉(甲状腺刺激ホルモン)→ 甲状腺(チロキシン) チロキシンが増えると、視床下部・脳下垂体に作用して放出を抑える負のフィードバック)→ 濃度が一定に保たれる。


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 交感神経(活動)・副交感神経(休息)で心臓・消化管のはたらきを言えるか
  2. 内分泌腺 → ホルモン → はたらき の表を書けるか
  3. 血糖を下げる:インスリン、上げる:グルカゴン・アドレナリン・糖質コルチコイド、と言えるか
  4. 糖尿病Ⅰ型・Ⅱ型の違いを言えるか
  5. 寒いときの血管・代謝の変化を言えるか
  6. 負のフィードバックを甲状腺で説明できるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(bb-06

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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