中3 社会 / 公民 / c-08

更新 2026-09-12

環境・資源・持続可能な社会

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

京都議定書とパリ協定のちがい(議定書は先進国だけに削減義務・アメリカ離脱、パリ協定はすべての国が目標)と四大公害病(場所・原因物質)が最頻出。3R の順番(リデュース→リユース→リサイクル)、再生可能エネルギーの長所短所(→ g-08・s3-08)も定番です。


1. 地球環境問題

まずここだけ

問題原因影響
地球温暖化化石燃料の燃焼で二酸化炭素などの温室効果ガスが増加海面上昇(島国の水没)、異常気象、生態系の変化
酸性雨工場・自動車の排ガス(硫黄酸化物・窒素酸化物)森林の枯死、湖の生物の死、建物の溶解。国境をこえる
オゾン層の破壊フロンガス紫外線増加 → 皮膚がん。モントリオール議定書で規制、回復傾向
砂漠化過放牧・過耕作・森林伐採・干ばつ耕地の減少・飢餓(サハラ砂漠南部のサヘル)
熱帯林の減少焼畑・木材輸出・農地開発(アマゾン・東南アジア)CO₂ 吸収源の減少・生物多様性の喪失
海洋汚染プラスチックごみ・マイクロプラスチック海の生物への被害

国際的な取り組み

会議・条約内容
1972国連人間環境会議(ストックホルム)「かけがえのない地球」
1992国連環境開発会議(地球サミット・リオデジャネイロ)持続可能な開発、気候変動枠組条約、生物多様性条約
1997京都議定書(COP3・京都)先進国だけに温室効果ガス削減を義務づけ。アメリカが離脱、途上国(中国・インド)に義務なし
2015パリ協定(COP21)すべての国(途上国を含む)が削減目標を立てて取り組む。産業革命前から**気温上昇を 2℃未満(1.5℃ 努力)**に。アメリカは一時離脱
2015SDGs 採択(国連サミット)17 の目標・2030 年まで

温暖化対策:省エネ・再生可能エネルギー・カーボンニュートラル(排出と吸収を差し引きゼロ。日本は 2050 年目標)・炭素税排出量取引・電気自動車。


2. 日本の公害と環境保全

まずここだけ

四大公害病(高度経済成長期・1950〜70 年代):

公害病場所原因物質被害
水俣病熊本県水俣湾(八代海)有機水銀(メチル水銀)・化学工場手足のしびれ・神経障害
新潟水俣病(第二水俣病)新潟県阿賀野川有機水銀同上
イタイイタイ病富山県神通川カドミウム・鉱山骨がもろく折れる
四日市ぜんそく三重県四日市市亜硫酸ガス(硫黄酸化物)・石油化学コンビナートぜんそく

いずれも裁判で企業の責任が認められた(原告勝訴)。

環境対策の歩み


3. 資源・エネルギーと循環型社会

ここまでできれば十分

3R(優先順位):

  1. リデュース(Reduce):ごみを減らす(マイバッグ・詰め替え・レジ袋有料化 2020 年)
  2. リユース(Reuse)くり返し使う(リターナブルびん・フリーマーケット)
  3. リサイクル(Recycle)資源として再利用(容器包装リサイクル法・家電リサイクル法・食品リサイクル法・自動車リサイクル法)

+ リフューズ(断る)・リペア(修理)で 5R。

持続可能な社会将来の世代の暮らしを損なわずに、今の世代の欲求も満たす社会。世代間の公正SDGs 17 の目標(貧困・飢餓・健康・教育・ジェンダー・水・エネルギー・気候変動・海・陸の豊かさ・平和など)。ESD(持続可能な開発のための教育)。エシカル消費(環境や人権に配慮した消費)。


4. よくある間違い


5. 自己チェック

  1. 温暖化=CO₂、酸性雨=排ガス、オゾン層=フロン、砂漠化、熱帯林
  2. 地球サミット 1992 リオ → 京都議定書 1997(先進国のみ)→ パリ協定 2015(全部の国・2℃)
  3. 四大公害病:水俣(熊本・有機水銀)・新潟水俣(阿賀野川)・イタイイタイ(富山・カドミウム)・四日市(三重・亜硫酸ガス)
  4. 公害対策基本法 1967 → 環境基本法 1993。環境庁 1971 → 環境省 2001
  5. 3R:リデュース → リユース → リサイクル。持続可能な社会・SDGs

6. 小テストへ

→ 小テスト(c-08)

関連する単元

参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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