高1 / 生物基礎 / bb-04

更新 2026-09-12

遺伝情報の発現(転写・翻訳・ゲノム)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

転写・翻訳は「DNA の配列 → mRNA → アミノ酸」の変換「塩基 3 個 = アミノ酸 1 個」の計算が共通テストの定番。遺伝暗号表は問題に与えられるので、読み方を練習しておけば得点できます。「すべての細胞は同じゲノムをもつが、はたらく遺伝子が違う(分化)」は正誤問題で繰り返し問われます。


1. セントラルドグマ ── DNA → RNA → タンパク質

まずここだけ

遺伝情報は DNA → (転写)→ RNA → (翻訳)→ タンパク質 の一方向に流れる。

過程内容場所(真核細胞)
転写DNA の塩基配列を鋳型に mRNA を合成核内
翻訳mRNA の塩基配列をもとにアミノ酸をつなぎタンパク質を合成細胞質のリボソーム

タンパク質:20 種類のアミノ酸がペプチド結合でつながったもの。アミノ酸の並び順(一次構造)が遺伝子で決まり、それが立体構造とはたらきを決める。

酵素・ヘモグロビン(酸素運搬)・コラーゲン(骨・皮膚)・抗体(免疫)・インスリン(ホルモン)・アクチン/ミオシン(筋肉)


2. RNA ── DNA との違い

まずここだけ

DNARNA
デオキシリボースリボース
塩基A・T・G・CA・U(ウラシル)・G・C
2 本鎖(二重らせん)1 本鎖
RNAはたらき
mRNA(伝令 RNA)DNA の情報を写し取り、リボソームへ運ぶ
tRNA(転移 RNA)アミノ酸をリボソームへ運ぶ。アンチコドンで mRNA のコドンと対になる
rRNA(リボソーム RNA)リボソームを構成する

転写での対応:DNA の A → mRNA の U、T → A、G → C、C → G

DNA(鋳型鎖)TACGGA → mRNA AUGCCU


3. コドンと翻訳

ここまでできれば十分

mRNA AUG CCU GAA UAA → メチオニン・プロリン・グルタミン酸(終止):塩基 12 個、アミノ酸 3 個 アミノ酸 100 個のタンパク質を指定する mRNA の塩基は 300 個(+ 終止コドン 3 個) 遺伝暗号表(コドン表)は問題文に与えられる。左の列 → 上の行 → 右の列 の順に 1・2・3 文字目を読む


4. 遺伝子の発現と分化

ここまでできれば十分


5. ゲノムと生物(補足)


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 転写(核・mRNA)と翻訳(リボソーム・タンパク質)を言えるか
  2. DNA と RNA の 3 つの違いを言えるか
  3. DNA → mRNA の塩基の対応(A → U)を書けるか
  4. コドン = 3 塩基 = 1 アミノ酸、開始 AUG、終止 3 つを言えるか
  5. 「同じゲノム・違う発現 = 分化」を説明できるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(bb-04

関連する単元

参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

高校理科の単元一覧まぜこぜテスト理科の勉強法