中1〜3 国語 / 語句 / k-04

更新 2026-09-12

類義語・対義語・多義語・和語漢語外来語

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

対義語を漢字で書く(「抽象」⇔「具体」、「肯定」⇔「否定」、「客観」⇔「主観」、「需要」⇔「供給」)が定番。類義語は「似ているが使い分ける」形(「関心/興味」「保存/保管」)。多義語は文中の語と同じ意味で使われているものを選ぶ問題。和語漢語外来語は言いかえ語種の判別(「パン」は外来語、「天ぷら」も外来語)。


1. 対義語

まずここだけ

一字が反対上昇⇔下降増加⇔減少入学⇔卒業出発⇔到着開始⇔終了拡大⇔縮小前進⇔後退過去⇔未来集合⇔解散上品⇔下品
二字とも反対往復(対の語)、長所⇔短所有利⇔不利最高⇔最低
全体の意味が反対原因⇔結果理想⇔現実抽象⇔具体主観⇔客観肯定⇔否定積極⇔消極需要⇔供給生産⇔消費保守⇔革新義務⇔権利原則⇔例外偶然⇔必然絶対⇔相対楽観⇔悲観単純⇔複雑形式⇔内容一般⇔特殊直接⇔間接精神⇔肉体利益⇔損失安全⇔危険温暖⇔寒冷拒否⇔承諾延長⇔短縮平等⇔差別自然⇔人工進化⇔退化慎重⇔軽率質素⇔豪華賛成⇔反対収入⇔支出輸入⇔輸出過失⇔故意
打ち消しの字可能⇔不可能完成⇔未完成公式⇔非公式有名⇔無名有限⇔無限便利⇔不便安心⇔不安

和語の対義語明るい⇔暗い高い⇔低い/安い(多義に注意)、厚い⇔薄い細い⇔太い借りる⇔貸す売る⇔買う進む⇔退く表⇔裏


2. 類義語

まずここだけ

ニュアンスのちがい
関心・興味関心=気にかける、興味=おもしろそう
保存・保管保存=そのまま残す、保管=預かって管理
方法・手段方法=やり方、手段=目的のための手立て
節約・倹約節約=むだを減らす、倹約=ぜいたくを避ける
改良・改善改良=物をよくする、改善=状態をよくする
用意・準備・支度支度は外出・食事
永久・永遠永久=時間がずっと、永遠=果てがない
長所・美点/短所・欠点
質問・質疑
価格・値段・価値価値は「ねうち」で別
努力・尽力尽力=人のために力を尽くす
返事・返答・回答
失敗・過失過失=不注意のあやまち
計画・企画・構想
理由・原因・動機動機=人が行動するわけ
簡単・容易・平易平易=わかりやすい
進歩・発達・発展
自然・天然天然=人の手が加わっていない物
賛成・同意・賛同
思う・考える・感じる

和語 ⇔ 漢語の類義始める/開始終わる/終了集まる/集合決める/決定調べる/調査見る/見学・観察買う/購入使う/使用分ける/分類助ける/援助・救助


3. 多義語

ここまでできれば十分

一つの語が文脈によって複数の意味をもつ。同じ意味で使われているものを選ぶ問題では、言いかえて確かめる。

意味と例
かける電話をかける(通じさせる)/絵をかける(つるす)/時間をかける(費やす)/塩をかける(ふる)/腰をかける(すわる)/かぎをかける(しめる)/声をかける(呼ぶ)
とる手にとる(つかむ)/写真をとる(撮影)/ノートをとる(記録)/年をとる(重ねる)/席をとる(確保)/休みをとる(得る)
あげる手をあげる(上に)/プレゼントをあげる(与える)/成績をあげる(高める)/例をあげる(示す)/声をあげる(出す)
甘い砂糖が甘い(味)/考えが甘い(厳しさがない)/ねじが甘い(ゆるい)/子どもに甘い(厳しくない)
見る景色を見る(視覚)/面倒を見る(世話)/様子を見る(観察・待つ)/痛い目を見る(経験する)
重い荷物が重い(重量)/責任が重い(重大)/気分が重い(晴れない)/病気が重い(深刻)
立つ席を立つ(起きる)/うわさが立つ(広まる)/腹が立つ(怒る)/役に立つ(有用)/旅に立つ(出発)
固い・堅い・硬い石が硬い/口が堅い固い決意(同訓異字でもある)

4. 和語・漢語・外来語

ここまでできれば十分

語種何か見分け語感
和語もとから日本にあった言葉(大和言葉)訓読み・ひらがなで自然山・川・話す・美しい・こころやわらかい・親しみ
漢語中国から入った・漢字の音で読む言葉音読み学校・自然・説明・登山・愛かたい・改まった・正確
外来語漢語以外の外国から入った言葉カタカナパン(ポルトガル)・テレビ・スポーツ・天ぷら(ポルトガル語由来)・かるた新しい・しゃれた
混種語組み合わせ消しゴム(和+外)・歯ブラシアルバイト先窓ガラス運動靴(漢+和)・重箱(音+訓)

同じものを表す三語宿(和)・旅館(漢)・ホテル(外)決まり・規則・ルール始め・開始・スタート速さ・速度・スピードひるめし・昼食・ランチ答え・解答・アンサー。場面で使い分ける(改まった文書は漢語、会話は和語、新しい文化は外来語)。

和製英語(英語に見えるが日本製):ガソリンスタンド・サラリーマン・ナイター・ペットボトル・コンセント。略語:スマホ・コンビニ・パソコン。外国語の言いかえ(国立国語研究所の提案):アクセス→接続・利用、コンセンサス→合意、インフォームド・コンセント→納得診療。


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 対義語:抽象⇔具体・主観⇔客観・肯定⇔否定・需要⇔供給・原因⇔結果・理想⇔現実・積極⇔消極・義務⇔権利・保守⇔革新・偶然⇔必然
  2. 型:一字反対(上昇下降)/全体(原因結果)/打ち消し(可能不可能)
  3. 類義語のニュアンス:関心/興味、保存/保管、改良/改善
  4. 多義語は言いかえて確かめる(かける・とる・甘い・重い・立つ)
  5. 和語(訓)・漢語(音)・外来語(カタカナ・天ぷらも)・混種語(消しゴム)

7. 小テストへ

→ 小テスト(k-04

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参考資料

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