中1〜3 国語 / 読解 / k-12

更新 2026-09-12

説明文・小説の読み方(接続語・指示語・要旨・心情)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

読解は配点の半分以上。本文は毎年ちがうが、問われ方は決まっている:接続語の空欄、指示語の内容、理由説明(「なぜか」→「〜から」)、心情説明、要旨・主題の選択、表現技法。このページは「問われ方」ごとの解き方の型をまとめる(本文は著作権があるので小テストは知識問題)。


1. 接続語(つなぎ言葉)

まずここだけ

種類働き前後の関係
順接前が原因・あとが結果だから・そのため・したがって・するとA → だから → B(当然の結果)
逆接前から予想されることと反対しかし・だが・ところが・でも・けれどもA → しかし → B(主張はここ!)
並立・累加並べる・つけ加えるまた・そして・さらに・しかも・なお
対比・選択比べる・どちらか一方・または・あるいは・それとも
説明・補足言いかえ・理由・例つまり・すなわち・なぜなら・たとえば・ただしつまり → まとめ、たとえば → 具体例(主張ではない)
転換話題を変えるさて・ところで・では

空欄問題の手順:①前後の文の関係を読む(前=原因? 反対? 例?)②候補を入れて声に出して確かめる。 読むときの活用:「しかし」のあとに筆者の言いたいこと、「つまり」のあとにまとめ、「たとえば」の部分は例なので要旨ではない、「なぜなら」のあとに理由。


2. 指示語

まずここだけ

これ・それ・あれ・この・その・こう・そう・こんな・そのような

手順:①指示語の直前からさがす(たいてい直前の 1〜2 文)②見つけた内容を指示語の位置に入れて読み、意味が通るか確かめる ③答えは「〜こと」「〜もの」など指示語が受ける形に直す。


3. 説明文・論説文の読み方

ここまでできれば十分

構成の基本序論(問題提起)→ 本論(具体例・理由・対比)→ 結論(主張)。双括型(最初と最後に主張)、尾括型(最後)、頭括型(最初)。

筆者の主張(要旨)の見つけ方

  1. 問いかけ(「〜だろうか」)→ その答えが主張
  2. 逆接のあと(「しかし〜」「だが〜」)
  3. 文末表現:「〜べきだ」「〜と思う」「〜ではないだろうか」「〜必要がある」「〜大切だ
  4. くり返し出てくる言葉=キーワード
  5. 「つまり」「このように」「要するに」のあと
  6. 具体例(たとえば〜)は主張ではない。例が何を説明するための例か(抽象 ⇔ 具体)を押さえる
  7. 対比(A と B、「一方」「それに対して」)→ 筆者はどちら側か
  8. 段落の役割:問題提起/具体例/反対意見(譲歩:「確かに〜。しかし〜」)/まとめ

理由を問う問題(「なぜか」):答えの文末は「〜から」「〜ため」。「なぜなら」「〜からだ」「〜ので」をさがす。因果関係が逆になっていないか確認。 「どういうことか」:言いかえ。本文の抽象的な表現を具体的に、または具体を抽象に。文末は「〜こと」。 記述の型:設問の条件(字数・使う語・文末)を守る。本文の言葉を使って組み立てる。主語を入れる。


4. 小説・随筆の読み方

ここまでできれば十分

心情は直接書かれないことが多い → 次から読み取る:

心情の変化きっかけ(出来事・相手の言葉)→ 変化前 → 変化後の 3 点で押さえる。設問「このときの気持ちを説明せよ」は「〜ので(きっかけ)、〜という気持ち」の形。 場面の転換時・場所・人物が変わるところ(行間・「翌朝」「その夜」)。 視点:一人称(「私」が語る)/三人称。語り手と作者は別主題:人物の変化・成長を通して作者が伝えたいこと。


5. 表現技法

ここまでできれば十分

技法内容
直喩(明喩)ようだ・みたいだ・ごとし」を使ってたとえる雪のように白い
隠喩(暗喩)「ようだ」を使わずたとえる君は太陽だ・心の海
擬人法人でないものを人のように風がささやく・花が笑う
倒置(法)語順を入れかえ強調行こう、あの山へ。
反復(法)くり返し強調待て、待て、待て
対句(法)似た形の語句を対に山は高く、海は深い
体言止め文末を名詞で止める見上げれば満天の星。
省略(法)文末などを省く・余韻君がいてくれたら……。
擬声語(擬音語)をまねるざあざあ・わんわん
擬態語ようすを表すきらきら・のろのろ
呼びかけ友よ
押韻・リズム

詩の分類用語(文語詩/口語詩)×形式(定型詩/自由詩/散文詩)→「口語自由詩」が現代詩の多く。内容:叙情詩(感情)・叙景詩(風景)・叙事詩(出来事)。短歌(五七五七七・句切れ)・俳句(五七五・季語・切れ字)。


6. 設問の型と答え方

ここまでできれば十分

答え方
抜き出し本文の言葉をそのまま。字数は句読点を含むか確認。「〜字以内」は 8 割以上書く
記述設問の文末に合わせる:「なぜか」→〜から/〜ため、「どういうことか」→〜こと、「どんな気持ちか」→〜という気持ち/〜気持ち。主語と指示語を明確に
選択消去法:本文にない・言いすぎ(「必ず」「すべて」)・因果が逆・部分的に正しいが全体がちがう を消す。傍線部の前後に根拠
空欄補充前後の関係(接続語)、同じ形の語(対比・並立)、字数
要旨・主題具体例を消して残った抽象的な主張。結論の段落

時間配分:本文を読む前に設問を見て、何を問われるかをつかむ。傍線部は前後をていねいに


7. よくある間違い


8. 自己チェック

  1. 接続語:しかし → 主張、つまり → まとめ、たとえば → 例、なぜなら → 理由
  2. 指示語:直前 → 当てはめて確認 → 「〜こと」の形に
  3. 要旨:問いの答え・逆接のあと・「べきだ」「大切だ」・キーワード・具体例は消す
  4. 心情:行動・表情・会話・情景・比喩から。きっかけ → 変化
  5. 技法:直喩(ようだ)・隠喩・擬人・倒置・反復・対句・体言止め・省略・擬声擬態
  6. 答え方:なぜか → から、どういうことか → こと、気持ち → 気持ち。選択は消去法

9. 小テストへ

→ 小テスト(k-12

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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