高1 / 古文 / jg-03

更新 2026-09-13

助動詞①(る・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・じ・まし・まほし)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

助動詞は古文文法の中心。共通テストでは「傍線部の解釈」の選択肢に助動詞の訳が組みこまれ、「る」を可能と取るか受身と取るかで正解が変わります。まず未然形接続の 11 語(この単元)を固め、次に連用形・終止形接続(jg-04)へ。「る・らる」「む」「まし」は最頻出です。


1. 助動詞の整理のしかた

まずここだけ

助動詞は①接続(上の語の活用形)②活用(どの型で変化するか)③意味の 3 点で覚える。

接続助動詞
未然形る・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・じ・まし・まほし(この単元)
連用形き・けり・つ・ぬ・たり・たし・けむ(jg-04
終止形(ラ変型には連体形)べし・らむ・めり・なり(推定)・らし・まじ(jg-04
連体形・体言なり(断定)・たり(断定)・ごとし(jg-04
サ変未然・四段已然り(jg-04

識別の手順:①上の語の活用形を見る(例:「書か-」なら未然形 → る・す・ず・む…のどれか)②語の形で候補を絞る ③意味は文脈で決める。


2. る・らる ── 受身・可能・自発・尊敬

まずここだけ


3. す・さす・しむ ── 使役と尊敬

まずここだけ


4. ず ── 打消

まずここだけ


5. む・むず・じ・まし・まほし

まずここだけ

む(ん)・むず(んず):未然形接続、四段型(○・○・む・む・め・○)。意味は主語の人称で判断するのが基本。

意味目安
推量〜だろう主語が三人称雨降ら(雨が降るだろう)
意志〜しよう・〜するつもりだ主語が一人称我行か(私は行こう)
勧誘・適当〜しませんか・〜するのがよい主語が二人称・「こそ〜め」いざ行か(さあ行こう)、参りたまこそよから
仮定〜としたら「〜(連体形)+には思は子を法師になしたらこそ(かわいいと思うような子を)
婉曲〜ような連体形で下に体言思は人(愛するような人)

:未然形接続、無変化(○・○・じ・じ・じ・○)。「む」の打消打消推量(〜ないだろう:三人称)、打消意志(〜しないつもりだ:一人称)。「よも〜じ」(まさか〜ないだろう)。 まし:未然形接続、特殊型(ましか/ませ・○・まし・まし・ましか・○)。


6. 識別の練習

まずここだけ

「書か」:四段未然+る → 受身・可能・自発・尊敬。「人に書かる」→ 受身 「え書かず」:打消がある → 可能 「思ひ出でられて」:心情動詞 → 自発 「帝、書か給ふ」:下に給ふ → 尊敬(最高敬語)。「人に書か給ふ」なら使役+尊敬 「知ら」(a 段+ぬ)→ 打消の連体形/「散り」(i 段+ぬ)→ 完了の終止形 「行か」(文末・私)→ 意志/「行か人」(連体)→ 婉曲 「なかりせばまし」→ 反実仮想


7. よくある間違い


8. 自己チェック

  1. 未然形接続の助動詞 11 語を言えるか
  2. る・らる の 4 つの意味とサインを言えるか
  3. す・さす・しむ の使役と尊敬の見分け(〜に/下の給ふ)を言えるか
  4. ず の活用(ず・ず・ぬ・ね/ざら・ざり・ざる・ざれ)と完了「ぬ」との区別を言えるか
  5. む の 5 つの意味と人称の目安、連体形の「む」の訳を言えるか
  6. じ・まし(反実仮想の型)・まほし を訳せるか

9. 小テストへ

→ 小テスト(jg-03

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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