高1 / 化学基礎 / cb-02

更新 2026-09-12

原子の構造・電子配置・周期表

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

原子の構造と周期表は化学のすべての土台で、共通テストでは電子配置から価電子数・イオンの価数を判断する問題、同位体の中性子数イオン化エネルギーの大小が定番。原子番号 1〜20 の元素記号と電子配置は暗記必須。化学結合(cb-03)・物質量(cb-04)へ直結します。


1. 原子の構造

まずここだけ

粒子電荷質量(相対)位置
陽子+11原子核
中性子01原子核
電子−1約 1/1840原子核のまわり

2. 電子配置 ── K・L・M 殻と価電子

まずここだけ

電子は原子核に近い電子殻から順に入る。各殻に入る最大数:K 殻 2、L 殻 8、M 殻 18(一般に 2n²)。

原子番号元素KLMN価電子
1H11
2He20
3Li211
6C244
7N255
8O266
9F277
10Ne280
11Na2811
12Mg2822
13Al2833
16S2866
17Cl2877
18Ar2880
19K28811
20Ca28822

3. イオン ── 貴ガス型の電子配置へ

ここまでできれば十分

原子は電子をやりとりして最も近い貴ガスと同じ電子配置になろうとする。

価電子変化イオン
11 個放出1 価の陽イオンNa⁺、K⁺、Li⁺
22 個放出2 価の陽イオンMg²⁺、Ca²⁺
33 個放出3 価の陽イオンAl³⁺
62 個受け取る2 価の陰イオンO²⁻、S²⁻
71 個受け取る1 価の陰イオンF⁻、Cl⁻

Na(2,8,1)→ Na⁺(2,8:Ne と同じ)、Cl(2,8,7)→ Cl⁻(2,8,8:Ar と同じ) 多原子イオン:NH₄⁺(アンモニウム)、OH⁻(水酸化物)、NO₃⁻(硝酸)、SO₄²⁻(硫酸)、CO₃²⁻(炭酸)、PO₄³⁻(リン酸)


4. 周期表

まずここだけ

名前性質
1 族(H を除く)アルカリ金属(Li・Na・K …)価電子 1、1 価の陽イオン、水と激しく反応、やわらかい
2 族アルカリ土類金属(Ca・Sr・Ba …)価電子 2、2 価の陽イオン
17 族ハロゲン(F・Cl・Br・I)価電子 7、1 価の陰イオン、単体は二原子分子で酸化力が強い
18 族貴ガス(He・Ne・Ar …)価電子 0、安定で反応しにくい、単原子分子

原子番号 1〜20 の語呂:水兵リーベ僕の船 七曲がりシップス クラークか(H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca)


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 原子番号 = 陽子数 = 電子数、質量数 = 陽子 + 中性子、と言えるか
  2. 1〜20 番の元素記号と電子配置を書けるか
  3. 価電子 1・2・3 は陽イオン、6・7 は陰イオン、と言えるか
  4. アルカリ金属・ハロゲン・貴ガスの族と性質を言えるか
  5. イオン化エネルギーは貴ガスが最大・アルカリ金属が最小、と言えるか
  6. 典型元素と遷移元素の族の範囲を言えるか

7. 小テストへ

→ 小テスト(cb-02

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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