高1 / 地学基礎 / eb-07

更新 2026-09-12

太陽系と太陽

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

地球型と木星型の比較表(密度・半径・質量・衛星・環・自転周期)」が最頻出。太陽は「黒点が暗い理由(周囲より温度が低い)」「コロナは 100 万 K」「エネルギー源は核融合(4 つの H → 1 つの He)」。太陽系の誕生は順序並べ。地球のハビタブルゾーン(液体の水が存在できる距離)も問われます。


1. 太陽系の誕生

まずここだけ

46 億年前

  1. 星間ガス(水素・ヘリウム+塵)の濃い部分が自らの重力で収縮 → 原始太陽と、その周りを回る原始太陽系星雲(円盤)
  2. 円盤の中で塵が集まり、直径 1〜10 km の微惑星が無数にできる
  3. 微惑星が衝突・合体して原始惑星惑星
  4. 太陽に近いところは高温で岩石や金属だけが残る → 地球型惑星(小さく重い)。遠いところは低温でも固体 → 大きく育ち、周りのガスも集めて木星型惑星(大きく軽い)

地球の初期:微惑星の衝突熱でマグマオーシャン → 重い鉄が中心へ沈んでができる(層構造:eb-01)→ 冷えてができ(水蒸気の雨)、大気中の CO₂ が海に溶けて石灰岩に。


2. 太陽系の惑星

まずここだけ

太陽から順に:水星・金星・地球・火星木星・土星・天王星・海王星(「すいきんちかもくどってんかい」)

地球型惑星(水・金・地・火)木星型惑星(木・土・天・海)
大きさ・質量小さい・軽い大きい・重い
平均密度大きい(4〜5.5 g/cm³:岩石・金属)小さい(0.7〜1.7 g/cm³:ガス・氷。土星は水より軽い)
表面岩石の固い地面ガス(固い地面なし)
自転周期長い(地球 24 h、金星 243 日)短い(約 10〜17 時間)→ 遠心力で扁平
衛星少ない(水星・金星は 0、地球 1、火星 2)多い(数十〜)
なしあり(土星が顕著。木星・天王星・海王星にも)
大気薄い(水星はほぼなし)。金星は CO₂ の厚い大気で 90 気圧・460 ℃(温室効果)水素・ヘリウムの厚い大気

各惑星の特徴

ハビタブルゾーン:恒星からの距離が適当で、表面に液体の水が存在できる範囲。太陽系では地球付近(金星は近すぎ、火星はやや遠い)。


3. 小天体

ここまでできれば十分


4. 太陽

まずここだけ

基本データ:半径 約 70 万 km(地球の 109 倍)、質量 地球の 33 万倍(太陽系の質量の 99.8%)、表面温度 約 5800 K(6000 ℃)、中心 約 1600 万 K、地球までの距離 約 1.5 億 km = 1 天文単位(au)(光で約 8 分 20 秒)。組成は水素 約 92%・ヘリウム 約 8%(原子数比)。

エネルギー源:中心核での核融合反応水素原子核 4 個 → ヘリウム原子核 1 個。わずかに減った質量がエネルギーになる(E = mc²)。毎秒 約 4×10²⁶ J(pb-11)。

構造(内から外へ):

部分特徴
中心核核融合。1600 万 K
放射層・対流層エネルギーを外へ運ぶ
光球目に見える「表面」。厚さ 数百 km、約 5800 K粒状斑(対流の模様)、黒点
彩層光球の外の薄い層。数千〜1 万 K。日食のとき赤く見える
コロナ最も外側の希薄な大気。100 万 K 以上(なぜ高温かは未解決)。日食のとき白く広がって見える

太陽面の現象


5. 距離と公転の計算

ここまでできれば十分


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 太陽系誕生の順(星雲 → 微惑星 → 原始惑星、近い・遠いで岩石・氷)を言えるか
  2. 地球型と木星型の 6 項目の比較ができるか
  3. 各惑星の 1 つずつの特徴を言えるか
  4. 小惑星・外縁天体・彗星の違いを言えるか
  5. 太陽の構造 5 つと温度を言えるか
  6. 黒点が暗い理由、フレア・太陽風の影響を言えるか
  7. au とケプラーの第 3 法則で計算できるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(eb-07

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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