高1 / 地学基礎 / eb-04

更新 2026-09-12

地層と地質時代・化石

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

地層は「地質断面図から出来事の順序を並べる」問題が定番。不整合・断層・貫入の切った切られたの関係で決めます。化石は示準化石の時代(三葉虫 = 古生代、アンモナイト = 中生代、ビカリア = 新生代)と示相化石の環境(サンゴ = 暖かく浅い海)が頻出。地質時代は大量絶滅と出現した生物を年代順に。


1. 地層のでき方と法則

まずここだけ


2. 地質構造と順序の決め方

ここまでできれば十分

構造内容
褶曲横からの圧縮で地層が波打つ。山側が背斜、谷側が向斜
断層地層がずれる(正・逆・横ずれ:eb-02
貫入マグマが地層を貫いて固まる(岩脈)。周囲に接触変成(ホルンフェルス)

順序のルール

  1. 切っているものが新しい(断層に切られた地層より断層が新しい。貫入岩に切られた層より貫入が新しい)
  2. 不整合面より下の構造(断層・褶曲)は不整合より古い(侵食されているから)
  3. 不整合面を切っている断層は不整合より新しい
  4. 地層の中の礫に含まれる岩石は、その地層より古い

典型例:A 層堆積 → 褶曲 → 断層 → 隆起・侵食(不整合)→ B 層堆積 → 貫入


3. 化石 ── 示相化石と示準化石

まずここだけ

示相化石示準化石
わかること堆積した環境(気候・水深)堆積した時代
条件限られた環境にしかすまない生物短い期間広い範囲で栄えて絶滅した生物
サンゴ(暖かく浅いきれいな海)、シジミ(河口・汽水)、ブナ(冷温帯)、ホタテ(冷たい海)下の表

示準化石

時代示準化石
古生代三葉虫、フズリナ(紡錘虫)、筆石、リンボク(シダ植物)
中生代アンモナイト恐竜、トリゴニア、イノセラムス
新生代ビカリア(新第三紀)、ナウマンゾウ・マンモス(第四紀)、デスモスチルス、貨幣石(古第三紀)

生痕化石:足跡・巣穴など生活の跡。


4. 地質時代 ── 大きな区分と出来事

まずここだけ

地球の誕生は約 46 億年前生物の変遷(化石)で区分する。

時代年代主な出来事・生物
先カンブリア時代46 億〜5.4 億年前(地球史の約 9 割)約 40 億年前に生命誕生、27 億年前ごろシアノバクテリア(光合成 → 酸素、ストロマトライト)、縞状鉄鉱層、真核生物、全球凍結、エディアカラ生物群
古生代5.4 億〜2.5 億年前カンブリア紀の爆発(多様な動物が一斉に出現、バージェス動物群)、三葉虫、魚類、オゾン層形成 → 生物の上陸(シダ植物・両生類)、大森林(石炭)、末に史上最大の大量絶滅
中生代2.5 億〜6600 万年前恐竜・アンモナイトの繁栄、裸子植物、哺乳類・鳥類の出現、被子植物の出現、末に隕石衝突で恐竜絶滅
新生代6600 万年前〜哺乳類の繁栄、被子植物、ヒマラヤ・アルプスの形成、第四紀(258 万年前〜)に氷期と間氷期人類の出現と進化

語呂:「先(せん)・古(こ)・中(ちゅう)・新(しん)」。古生代はさらにカンブリア・オルドビス・シルル・デボン・石炭・ペルム紀、中生代は三畳・ジュラ・白亜紀、新生代は古第三・新第三・第四紀。

大量絶滅:古生代末(ペルム紀末、最大)と中生代末(白亜紀末、隕石)が二大絶滅。


5. 年代の決め方

ここまでできれば十分


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 地層累重の法則と、級化層理・クロスラミナでの上下判定を言えるか
  2. 不整合の 4 つの出来事(隆起・侵食・沈降・堆積)を言えるか
  3. 「切るほうが新しい」で断面図の順序を決められるか
  4. 示相化石(サンゴ・シジミ)と示準化石(三葉虫・アンモナイト・ビカリア)を言えるか
  5. 4 つの地質時代と代表的な生物・出来事を言えるか
  6. 相対年代と数値年代の違いを言えるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(eb-04

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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